ハートの形をした南の小さな島、黒島
沖縄・石垣島から定期船で約30分。八重山諸島に浮かぶハートの形をした黒島は、島民わずか200人の小さな楽園です。サンゴ礁が広がり「黒島ブルー」と称される海は沖縄のなかでも特に美しく、マンタやウミガメが優雅に泳いでいます。島内には3,000頭の牛が放牧される「牛の島」としても知られ、夜は満天の星空が広がる豊かな自然が残る島です。
この島には、100年近く前に「島に豊かな自然を」と願い、当時はサンゴしかなかったこの場所にヤラブの木の種を植えた先人たちの歴史があります。三世代にわたり大切に守り育てられてきたヤラブの森。その地下100メートルには、もう一つの宝が眠っています。
私たちの塩づくりは、この清らかな海水を原料に、熟練の職人と島のおばぁたちの丁寧な手作業によって行われています。さらに、塩を作る過程で生まれる真水は牧場の牛たちの飲み水となり、副産物の「にがり」は島の環境を守る天然の除草剤として活用されています。
百年前の先人の想いが森を育て、今日のひとしずくの塩へと繋がる。黒島の塩は、島の自然の巡り(ローカルSDGs)を未来へ繋ぐ、日本最南端からの温かい贈りものです。