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ハートランドソルトが
できるまで

沖縄黒島 ― 黒島ブルーが生み出す、日本最南端の天然塩

沖縄県八重山諸島に浮かぶ黒島。石垣島からさらに南に位置し、ハートの形をした美しい島です。透明度の高い青い海が広がり、その美しさは「黒島ブルー」と称されるほど。青く澄んだ海と広大な牧草地が広がるこの島は、人口よりも牛の数が多いことから「牛の島」とも呼ばれています。そんな黒島のもう一つの宝が、海の恵みから生まれる「ハートランドソルト」です。
この島の海は、ミネラルバランスに優れた極めて美しい水質を誇り、そこから生まれる塩はまろやかで深みのある味わいが特徴です。透き通る海と豊かな自然に囲まれた黒島で、職人たちは日々こだわりの塩作りに取り組んでいます。

海と職人の手が生む、特別な塩作り

1. 森の中の海水井戸からの取水

ハートランドソルトの原料となる海水は、森の中の地下100メートルの海水井戸から汲み上げられます。沖縄諸島の更新第四紀石灰岩層(約260万年前の黒島の石灰岩層・サンゴ礁)が天然のフィルターとなり、じっくりとろ過された海水は極めて不純物が少なく、塩作りに最適な状態になっています。

2. 職人が丁寧に釜炊き

汲み上げた海水は、RO膜で濾過された後、職人の手によってじっくりと丁寧に釜炊きされます。独自技術と伝統的な製法を組み合わせ、時間をかけて水分を蒸発させることで、塩の旨みを最大限に引き出します。沸騰の具合や時間を見極めながら、にがり成分を適切に調整し、まろやかで奥深い味わいの塩へと仕上げていきます。
また、この過程で生まれる真水は、水資源の乏しい黒島にとって貴重な備蓄水にもなります。災害時や非常時には島の生活を支える大切な役割を果たします。

3. 目検で不純物が含まれないことを確認し、手作業で丁寧に梱包

出来上がった塩は、一粒一粒を職人(島のおばぁたち)が目視で確認しながら、更に微細な不純物が含まれていないことを確認します。(不純物がある場合は丁寧に取り除きます。) こうして純度の高い、黒島の海の恵みが詰まった塩が生まれます。

生産者 ― 島で暮らす人びとと共に

ハートランドソルトは、黒島の豊かな自然と、島に暮らす人々の丁寧な手仕事によって生まれます。
黒島は人口約200人ほどの小さな島。ここに住む人々は、温かい笑顔と強い絆で支え合いながら暮らしています。彼らは塩作りの職人であると同時に、牛飼い(畜産農家)、アーサー(あおさ)職人としても活躍し、島を支えています。
近年、子牛の価格が下落し、黒島の主産業である畜産業は厳しい状況にありますが、塩作りという新たな産業が、島の未来を支える大きな可能性を秘めています。伝統の知恵と島の資源を活かしながら、黒島の暮らしを守り続けています。
「黒島の恵みを、より多くの人に届けたい」
そんな想いを胸に、島の人びとがひとつひとつ丁寧に仕上げたハートランドソルト。ぜひ、この塩に込められた島の風土と、島の人々の想いを感じてください。

ハートランドソルト ― 料理を引き立てる、特別な塩

ハートランドソルトは、そのまろやかな味わいと豊富なミネラルバランスから、さまざまな料理にぴったりです。シンプルに焼き魚や天ぷらの仕上げに、また肉料理やサラダに振りかけるだけで、素材本来の旨みを引き出してくれます。

<おすすめの楽しみ方>

1. 素材の甘みや旨みを引き立てる

・ステーキや焼き肉
岩塩ほどの強さはなく、肉の旨みを引き立てる絶妙な塩加減。シンプルに塩だけで味わうのが特におすすめです。
・サラダや野菜のグリル
オリーブオイルと「沖縄黒島の塩」を合わせるだけで、野菜の甘みが引き立つシンプルな味わいに。茹で野菜にもよく合います。

2. シンプルな料理で塩の風味を楽しむ

・天ぷら
仕上げに軽くふりかけると、衣のサクサク感と塩の自然な甘みが際立ちます。
・焼き魚 塩焼き
魚に「沖縄黒島の塩」を振って焼くと、旨みが引き立ち、程よい塩加減で仕上がります。
・おにぎり
炊きたてのご飯に「沖縄黒島の塩」をまぶせば、シンプルながら贅沢な味わいに。

3. 和食の味わいをさらに深める

・味噌や醤油
味噌汁や煮物、だし汁に少量加えることで、コクとまろやかさが増し、味に奥行きが生まれます。

4. スイーツにアクセントを加える

・塩キャラメル、塩チョコレート
ほんのひとつまみ加えるだけで、甘さに深みが出て、絶妙なアクセントになります。
ぜひ、お楽しみください。
商品一覧

ハートランドソルトの取り組み

  • 水資源の乏しい島に
    真水を確保

    塩製造で1tあたり約500lの飲料水ができ、島民1人あたり2.5lに相当します。現在は子牛のミルクや島民への無料配布に利用。水資源が乏しい黒島では西表島から水を供給されており、災害時の備蓄にも活用可能です。
  • 島の新たな産業づくり

    牛の島として知られるほど畜産業が盛んな黒島。しかし2022年以降子牛の価格が年々下落しています。畜産業以外の主要産業がない黒島では新たな産業の創出が求められています。製塩事業を通じて様々な地域事業者とコラボし、地域経済を盛り上げていきます。
  • 美しい海の恵みを受けた
    極上の海塩を

    「黒島ブルー」と称される透き通る海の恵みを受け、安全で美味しい極上の塩ができました。黒島の塩を活かした様々な商品を企画し、黒島の文化を守り、地域経済の発展を目指していきます。