海水から塩はどう作る?黒島の塩づくりを写真でたどる
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海水から塩をつくるには、海水を濃くし、水分を蒸発させて塩の結晶を取り出します。沖縄ハートランドソルトの「黒島の塩」は、海水井戸からの汲み上げ、RO膜での濃縮、釜炊き、結晶の取り出し、手選別という工程を経て食卓に届きます。
袋の中では小さな白い粒でも、その向こうには大きな釜と、人の目と手があります。今回は黒島の製塩風景の写真とともに、海水が塩になるまでをたどります。
海水が塩になるまでの5つの工程
- 海水井戸から原料の海水を汲み上げる
- RO膜で海水を濃縮する
- 職人が様子を見ながら釜で炊く
- できた塩の結晶を取り出す
- 人の目と手で選別して仕上げる
1.黒島の塩づくりは、森の中の海水井戸から
海の塩と聞くと、浜辺で海水を汲む姿を思い浮かべるかもしれません。黒島の塩の原料は、森の中にある地下100mの海水井戸から汲み上げる海水です。石灰岩層を通った海水を、塩づくりに使っています。

2.釜で炊く前に、RO膜で海水を濃くする
汲み上げた海水は、そのまま炊くのではなく、まずRO膜を使って濃縮します。黒島の塩づくりでは、この段階では熱を加えずに海水を濃くし、その後、平釜へ運びます。
「濃縮」と「結晶化」は、塩づくりの別々の段階です。先に海水を濃くしてから、釜の中でさらに水分を蒸発させ、塩の結晶を育てていきます。
3.釜の様子を見ながら、職人が炊き上げる
大きな釜をかき混ぜる職人の姿が、この記事の冒頭の写真です。黒島では、釜で時間をかけて海水を炊き上げます。火加減や沸き具合、にがりの加減を見極めることも、職人の仕事です。
製法の説明ではひと言で「釜炊き」と表せますが、写真を見ると、その釜の大きさや、作業に人の手が関わっていることが伝わってきます。
4.白い結晶を取り出し、塩として仕上げる
炊き上げてできた塩の結晶を、釜から取り出します。結晶になった後も、にがりや水分を調整する工程が続きます。海水を濃くするところから始まった仕事が、ここでようやく見慣れた白い塩の姿になります。
5.最後は、人の目と手で選別する

仕上げを担うのは、島のおばぁたちです。アーサの選別で培った目と手仕事で、不純物を取り除きます。写真には、広げた塩に向き合い、少しずつ確かめていく手元が写っています。
水を汲み、濃くし、炊き上げ、最後に選ぶ。黒島の塩は、こうした工程と人の仕事を重ねてできています。
塩を選ぶときは、原料と製法にも目を向けて
塩を選ぶとき、産地や袋のデザインに加えて「どんな水を使い、どうつくっているのか」を知ると、選ぶ楽しみが広がります。黒島の塩なら、海水井戸の水、RO膜での濃縮、釜炊き、手選別が、その背景にある仕事です。
食卓では、おにぎりや天ぷら、焼いた肉など、シンプルな料理と合わせる使い方をご案内しています。まずは少量から、ご自分の好みの塩加減を見つけてみてください。
製法の説明は、沖縄ハートランドソルト公式「黒島の塩とは」に基づいています。写真は黒島の製塩風景を撮影した記録写真です。