2026/05/27 21:23
1992年夏、当時は大学の同級生だった面白法人カヤック創業者3人は、石垣島を旅しました。いつか3人で会社をつくろう。そう約束したのは、この場所です。その6年後、都内にあるマンションの一室でカヤックを創業し、ほどなくして鎌倉に本社を移転しました。約束の日から30年近く経ち、2022年石垣島に会社を設立しました。社名は「カヤックゼロ」です。
どうして東京に本社を置かないのか。これまで何度もそう聞かれました。たしかに東京は便利です。でも、そもそも僕たちは、どうして働くのか。豊かな自然に囲まれて、朝は海で遊び、好きな仲間たちと思い切り仕事して、日が暮れたら、その日に採れた野菜や魚を食べる。そんなふうに仕事も遊びも面白がるためです。そのためには、東京よりも、もっといい場所がたくさんあるはずです。
AからBの間を移動する時、いかに最短距離の直線を引くことができるか。この100年、そんな力が問われてきました。でも、これからは、どれだけ迂回できるか、そのプロセスを楽しむことができるか。そんな力が大切になると思うのです。
行き過ぎた資本主義によって、合理性や規模化が優先され、画一的な風景が広がるようになった。そんなふうにいう人もいます。けれども、それは資本主義のせいではなく、資本主義の「使われ方」が少しだけ違ったせいではないでしょうか。企業は、地域それぞれの魅力を最大化し、人が楽しく暮らすために活動する。それが本来の姿だと思うのです。
豊かな自然や歴史、人のつながり。そんな地域ならではの資本を最大化することで、持続可能な成長を実現する「地域資本主義」を僕たちは鎌倉で実践しています。そしてそれを、石垣市・竹富町でも取り組みを始めています。
世界自然遺産のある西表島、石垣島をはじめ八重山諸島には、とてつもない魅力があります。地球という大きな生命体の鼓動を感じます。この場所で、これからの資本主義を考え、事業として実現してさせているのが「黒島の塩」事業なのです。
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